
イベントに向け準備を整えていきます。今回は室内での作業なるので、床をキズつけることのないようにビニールシートとベニヤ板でしっかりガード。

今回のイベントのもう一つの主役、電動インパクトドライバー。こうゆうメカメカした道具を使うことも、こどもたちが参加してくれた理由の1つ。

イベント開始前の進行管理と打ち合わせ。事故のないように、そしていかにDIYの魅力をつたえることができるのか、スタッフみんなで最後の話合いです。

今回のイベントは、グループごとに分かれて参加してもらうというスタイルですので、作業スペースを分けてセッティングしていきます。

仕上げにつかう「BRIWAX(ブライワックス)」。天然素材100%の安心ワックスです。今回は塗料ではなく、オイルステン仕上げで、本格的なエイジングを体験してもらいましょう。

いよいよ作業開始。参加者のみなさんが真剣にDIYLABのスタッフの説明に耳をかたむけてくれているので、こちらも気合が入ります!

まずは電動工具(インパクトドライバー)の使い方の説明。電動工具は便利な反面、使い方を間違えると大ケガをする可能性もあるので、キチンと説明します。

スタッフがドライバービットを取り付けてみせて、テスト運転してみせます。その様子に、こどもたちも興味深々!

電動工具の使い方がわかったら、次はDIYLABのスタッフの指導のもと、実際に工具を使ってみます。最初は、木切れに穴をあける練習から。

イベント時間の都合で、一からイスを組み立てることはムズカシイため、事前に大枠を組み立てた状態からスタート。インパクトを使う前に木材をサンドペーパーで仕上げていきます。

イスにサンドペーパーをかけ終わったら、座面(すわるトコロ)を組み立てていきます。電動工具を使うまえに、キレイに並べて・・・。

並べ終えた木材を電動工具を使ってネジ止めしていきます。ギューンってネジがはいっていくのを見るのは、工具を使うヒトも見るヒトもキモチイイものです(笑)

電動工具をしっかり押さえながら慎重に。ネジがまっすぐ木に入っていくよう、工具をおさえこむ力や、ドリルのスピードをうまく調整して…。

IPCのスタッフ今井から、参加者のみなさんにBRIWAX(ブライワックス)の説明をさせてもらいました。蜜蝋(みつばちが作り出す油)をもとに作られているこの製品は、いまDIYをするヒトの中でも話題の製品です。

BRIWAXの中身はこんなかんじ。

手にワックスがつかないようにゴム手袋をはめて少しづつイスにBRIWAXをのばしていきます。

最初は「白木」状態のイスがこれからどんなふうに変わっていくのか楽しみです。

お母さんにイスをおさえてもらいながら、腰や腕に力をこめてゴシゴシ。

楽しくおしゃべりしながら作業をすすめていきます。

イスの足うらも、わすれずにゴシゴシ。

参加者のみなさんから作業に対して質問があれば、ていねいにご返事していきます。

みんさん、がんばったおかげで、ずいぶんイイかんじの色味になってきました。

ここでDIY作業は一息いれて、DIYスタッフの今井から今回のDIYイベントで使っている「木材」についての簡単なクイズを交えた説明を。

みなさん興味深々で説明を聞いてくれています。

クイズにはみんな元気よく手を上げてこたえてくれました。

わきあいあいとした雰囲気。こういう感じもDIYでは大事なトコロです!

「木材」の説明を聞いたあとは、完成にむけて、保護者のみなさんも一緒になってゴシゴシ。

ずいぶんと使い込んだかんじの作品になってきました。

時間が来たので、ここでDIYイベントは終了。IPC DIYLABの副店長、平田から参加者のみなさまにご挨拶です。

イベントは終了したものの、中には作品の出来が気になってさらにゴシゴシと作業をつづける熱心な、おこさんも…
こういうトコロを見かけると、イベント主催者としてはジーンとくるんですよね。
Store manager(店長)
高橋健一 (たかはし けんいち)
DIYは1940年台にイギリスで生まれたスタイルです。 DIYは、もともとドイツ空軍の空襲で荒廃した街並みを復興・復旧させる市民運動のスローガン「Do it yourself=何でも自分達でできることは自分達の手で行おう!」が発祥。その後D.I.Yの精神はアメリカへ波及し、今日のDIYブームへとつながっていきます。
DIYの精神は“自主性”です。独立性と自主性を持って自分を表現することは現代社会で最も大事な要素の一つ。こどもたちにDIYを通じて、「自分でつくる」「みんなでつくる」ことを体験してもらいながら、材料となる木やそれを育む森の存在と自然の大切さを感じてもらいたい。できれば電動工具にも慣れしたしんでもらえればと考え、兵庫県芦屋市の学童保育㈱DreaminさんとコラボレーションしてDIY教室を開催しました。
「工具はキケンだからさわらせない、さわらせたくない」とお考えの親御さんも少なからずいらっしゃるのでは?と考えていただけに、多くのお子さんとその保護者のみなさんに参加いただけたのは、とても幸せなこと。イベントを通じ、企画意図が少しでも参加者の方々に伝わったのでは?と考えています。
今後も機会があれば、さまざまな企画を考えていきたいと思います。
営業部統括部長
今井 勇介(いまい ゆうすけ)
当社は日本のみならず、世界中の木材産地から良質の素材を輸入し、皆さまへご提供させていただく会社組織。私は普段、海外の産地から直接木材を買い付けることを仕事としています。
“より良い素材をより安くより速く”を信条にしてはいるものの、通常は一般のお客さまと直接交流させていただく機会はめったにありません。そのため、常々「お客さまのお顔が見えない」という思いを強く持っていました。 今回のイベントでは参加者のみなさんに、木材の森林~伐採~加工~輸入というプロセスをご説明させていただきました。DIYを通じて木工指導というカタチを通じて、エンドユーザーさまとふれあえたのは、貴重な経験です。これからも機会があれば、木材の素晴しさや可能性を一般の方々へわかりやすくお伝えできればと考えています。
IPC DIYLAB 副店長
平田 智英(ひらた としひで)
IPC DIYLABの副店長、平田です。イベント当日は司会進行をつとめさせていただきました。普段の仕事では業者さんと会うことはあっても、一般のお客さまとの接点はほとんどありません。ですから参加者のみなさんの反応がどんなものなのか、期待と不安がないまぜになりつつ当日をむかえました。しかし予想外の反応と反響をいただくことになってびっくり!
お子さんたちの笑顔や工具を使っている時に見せる瞳の輝き、そして保護者の方々の満足そうなお顔は、自身にとってもかけがえのない財産になりました。
今後も店長の高橋とも協力し一般のお客さまと直接触れ合いを持つことができるイベントを企画しつつ、DIYLABサイト内でも、DIYレシピやお役立ちコンテンツを可能な限りご紹介していこうと思います。