木材を使ったDIYをしていると、材料である木の「反り」や「変形」に悩まされることがあります。長年、森で命を育んできた木。その木を使った木材が、水分や温度の変化を受け、その形を変えるのは当然のこと。
しかし材料として木材を見た時、反りや変形が生じるのは困りものです。IPC DIYLab.は、製材業を母体とするECサイト。そんな木材のプロが、「反った木をもとに戻す」だけでなく「木材を変形させにくくするための方法」をお伝えしたいと思います。
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元来、程度はあるものの、木には“水分を吸収すれば膨張し、乾燥すれば縮む”という特性があります。木を輪切りにすれば、年輪を見ることができますが、よく見てみると中心に向かえば向かうほど輪が小さくなっていることがわかります。
伐採した木材を製材する際、どうしても中心近くから取った板と外皮に近い箇所から取った板に分かれます。反った板材の年輪を見ればわかりやすいのですが、その多くは外皮側の木材で起こっています。
木は、中心部分に行くほど密度が高くなっているため、外皮に近いほど水分を吸収/放出しやすい特性を持っています。そのため雨に濡れたり空気中の水分を吸うと、外皮側と中心部分の膨張率の差から、反りが生まれてしまうのです。
逆に乾燥が進むと、製材時よりも外皮側の水分が中心側より早く抜けてしまい、同様に反りが生まれます。
では具体的に、反りや変形してしまった木材をもとに戻す方法をご紹介したいと思います。
反ってしまった板材の一方面に、水を刷毛塗りして1時間程度放置します。
一時的にではありますが、木材は製材後の『反りのない形』を取り戻します。
形を取り戻したら、クランプやホゾを組んで矯正します。
木材によっては、< 1 >の方法のように水を使えないものもあります。そんなときは、作業台に木材を固定し、クランプを使って矯正してみましょう。
固定するとき、いっきに力を掛けると木材を痛めます。矯正は徐々に様子を見ながら進めましょう。完全に復元させることは難しいですが、ある程度までは反りを取ることができるはずです。
反りや変形に対する確実な修正方法は、削って形を整えることです。反りや変形は、木材に経年変化がすでに起こっている状態を表しています。この状態から、トリミング加工を行えば、今後乾燥による変形は起こりにくいと考えられます。
ただし木材を削って形を整えるわけですから、大きさは一回り小さくなってしまいます。加工修正の際は、くれぐれも真っ直ぐになるよう気を付けてください。
記事冒頭で、木材の「反り」や「変形」の原因は、水分が大きく関わっていることをご説明しました。逆説的にいうと、木材を水分や温度の変化から守れば、反りや変形する可能性を減らすことが出来る訳です。
木材に塗装やニスを塗って保護してあげれば、ある程度、木材の変形を止めることが可能です。この塗装による保護に加え、板裏などを他の木材や棚板として使うのであれば棚板金具で補強してあげると、より変形を食い止めることができるでしょう。
IPC DIYLab.では、塗装済みの木材や棚板金具を取り扱っています。
集成材や加工材は、細かな木やチップを固めて成型してつくられた木材。これらは、様々な木材が集まってできているため、伸縮方向もいろいろ。ですから一般的な木材に比べ、反りや変化が生じにくくなっています。
IPC DIYLab.では、パイン集成材やアカシア集成材を取り扱っています。
反りや変形に強い木材の存在や対応、それに特徴を知ることは、DIYをする上で大事なこと。事前知識と予想ができれば、大方の対処はできるものです。反りや変形に対する知識を頭に入れ、木材DIYを楽しんでください!
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