木工基礎用語

木工の基礎知識。今回は前回に引き続いてDIYで役に立つ用語をご案内します。
ステインや２×４など、DIYでは頻繁に使われる用語を掲載していますので、お役に立つと思いますよ。

⑥ステイン剤

木材を着色する染料の一種です。染料や顔料を水や油、アルコールなどに溶解させたものを「ステイン剤」と言います。当店で扱うステイン剤は、ほとんどが「オイルステイン剤」となっています。
ステイン剤は木材に染みこみながら着色するので、自然の風合いを生かした味わい深い加工が可能です。

⑦ダボ

木ネジの頭を隠すために埋め込んだり、板同士の接合に使われる円柱状の木片を「ダボ」と言います。このダボを入れる穴のことを「ダボ穴」と言います。丸棒を適当にカットしてダボを作りますが、できれば本体と同じ材質の木材から作れば、見た目がかなり美しくなりです。
このようにダボを使って接合する方法を「ダボ接ぎ」と言います。

⑧ビス＆木ネジ

「ビス」とはネジや釘全般を指した言葉です。特に木材に使用するねじ込むタイプの釘を「木ネジ」と言います。胴の上部までネジ山が付いているのが特徴で、保持力が高いので釘よりも使う場面は多いでしょう。
釘と違って下穴が必要になりますが、電動ドリルドライバー用の木ネジ(コーススレッド)であれば下穴が不要なので便利です。

⑨ツーバイフォー(2×4)

一般的に38×89㎜の断面を持つ木材のことを「ツーバイフォー」と言います。ホームセンターでも安価で扱いやすい定番の木材です。
材質は様々ですが、代表的なものはSPF材（カナダ産）やホワイトウッド（北欧産）になります。サイズが整っているので組み合わせやすいと言えます。またツーバイフォー(2×4)材は、大手ハウスメーカーの住宅建材としても使用される材木ですので、非常に強度や耐久性にも優れた素材だといえるでしょう。DIYとの相性も素晴らしく、当社の売れ筋「ディアウォール」と組み合わせれば、女性や初心者でも簡単に大容量の壁収納を作ることができます。

⑩ビット

電動ドリルドライバーの先端工具を「ビット」と言います。電動ドリルドライバーはビットを取り替えることで様々なタイプに変身します。
ネジどめのドライバーだったり、穴を開けるためのドリルだったり・・・当サイトで今後ご紹介していく家具は、ビットをこまめに取り替えながら作業する工程になっています。

⑪面を合わせる

専門用語らしく聞こえないかもしれませんが、とても重要な専門用語です。2つの板材の表面を段差や凹凸のない均一な平面に合わせることを「面を合わせる」と言います。板の表面のことを「つら」と呼ぶので、「つらいち(つらを均一にする)」という表現を使うこともあります。
例えば「背板側の断面に板端を合わせる」という意味は「側板の後ろ側に面を合わせて棚板をつける」となります。

⑫面取り

木材の角をトリマーやヤスリ、カンナなどで丁寧に削り取って丸みを付けることを「面取り」と言います。木材の角の手入れがされていないと、ケガの原因になったり、服を引っかけて破ってしまったりとトラブルが絶えません。
そこでこの面取りが重要となるわけです。角がなくなることで安全かつ温かみのある家具に仕上がります。カッターなどで軽く削るのもお手軽でオススメです。